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起業家・吉田武彦・株式会社ビジョンメガネ前代表取締役 

企業は永続と見つけたり 〜情報処理産業の水先案内人〜

1. 人生の真理究める求道者

 いつも携帯する手帳には、徳川家康や西行、孔子といった歴史上の人物の格言や名言がびっしりと並ぶ。その時々で深く感じ入った言葉があると、激務の合間をみて書き記してきたメモである。ほとんどは「人間の生き様」や「いかに生きるべきか」を説いた言葉で、「神は人間がしなければいけない事に決して手を貸さない」といったオデュセイアの言葉まである。そうしたメモの横には、森自らが書いたこんな言葉も並ぶ。
  「心の旅路の地図を持ち、最も人間らしい生き方を。地には正義を人には愛を」。
  人間はなぜ生きているのか、なぜ一生懸命に働かなければいけないのか。誰もが一度は悩む問題を解決するためには、常に自分の精神がどこにあるのかを位置確認できる地図を持っておけ、という意味である。こうした言葉を森は社員教育やマナー研修など、事あるごとに社員に語って聞かせる…。

 ナビオコンピュータ社長、森康次。日進月歩で変化する情報処理業界の草分けであるこの人物は、経営者である前に人生の真理を追い求める求道者のようである。実際、森の口からは日常的に思想家の格言や神の世界を論じる言葉が飛び出すなど、ビジネスの枠を越えた地点から発言するのを憚らない。その姿には、68歳という年齢を感じさせない若さがみなぎっている。
 「会社とは、社員すべてが人間性を確立して最も正しいと思う生き方を実践する場所」。
 そう言う森は今、未来永劫、会社を存続させるという大きなテーマを持って、社員の精神教育や新しい経営体制の構築に取り組んでいる。
 大手ベアリングメーカーのコンピュータ室で管理者を務め、日本のオフィスに電算機が登場したコンピュータ草創期から情報処理サービス業に携わり、年商33億円、従業員700人の会社を築き上げた経営哲学とはどのようなものだったのか。さらには、森が考える「企業経営1000年の哲理」とは?

 
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