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木村節三・KEC教育グループ理事長
   

2. 趣味のSL。マニア熱高じて、名物に。

 本社を訪れると、事務所内の所々で目にする模型の数々。蒸気で動くレトロな車の模型やモーターで動く巨大な汽船の模型、会議室には環状線のレールなどにいくつものミニ機関車が飾られている。

 昔から鉄道模型マニアだった若林が、サラリーマンから独立した動機のひとつには、このミニSLを社内で走らせたい、という思いもあったとか。その夢をかなえた若林のSL好きは趣味の域を通り越して、本格的である。

第三工場の SL 部屋。どんな時も SL に乗ると、顔がほころぶ

 圧巻は、第3工場2階の技術会議を行うスペース。ここには、1周80bの広軌道(5インチ幅)レールが敷設され、4台のミニ蒸気機関車がいつでも自由に動かせる。もちろん、人が乗って楽しむことも可能。蒸留水を注入し、蒸気でピストン動作が始まると、本物の蒸気機関車そのままに、迫力満点の排気音を発する。最大で8人を乗せることができ、時速 20 `bで走行。日頃、商品開発や企業経営に忙しい若林が、唯一、童心に帰ることができる瞬間だ。「3、4周も運転すれば、運転技術も上達し、本物の蒸気機関車の迫力も手伝って、やみつきになる」と若林。屋外での走行時には、石炭も用いるため、黒煙を吐きながら走るその姿は見事、という。

 これまでに集めた機関車や客車などの総投資額は、ゆうに 1000 万円を越え、最も高価なSLは1台 260 万円の代物もあるとか。現在、1台 450 万円の C62 も注文している。

  人を喜ばすことが生きがいでもある若林は、技術商談や企業研修訪問で訪れるお客さんには、必ず SL 部屋に招待。その SL 体験は、若林の趣味のみならず、顧客の接待や社員の交流にも役立ち、ハードロック工業の名物になっている。
     
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