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起業家・木村節三・KEC教育グループ理事長
   

3. 木村を喜ばせた背番号19の勇姿

 KECでは毎年、多くの生徒たちが志望校への進学を決め、その後さまざまな分野で活躍している。なかでも1年間の浪人生活を経て、1995年に大阪体育大学に合格した1人の青年はその後、プロ野球界で目覚しい活躍をする。150キロ近い直球と高速スライダーを持つ剛速球投手と騒がれ、大学時代に阪神リーグ最多の1試合21奪三振、阪神リーグ通算36勝4敗のリーグ新記録を樹立して1998年にドラフト1位で巨人に入団する上原浩治投手である。

 高校時代、外野手兼控え投手だった上原投手は大阪体育大学の受験でわずか1点に泣き、浪人。KECに通った1年間は欠席ゼロ、遅刻ゼロの熱心さはもちろん、昼食時には自転車で30分かかる自宅に帰って食事を摂り、また午後のレッスンを受講するという勤勉ぶりだった。さらに、浪人中は一切ボールを握らないと決め、トレーニングジムで筋力トレーニングを行ったあと、月謝を稼ぐためガードマンのアルバイトまでしていたという。

 上原投手は巨人に入団が決まった当時、KECを表敬訪問。この時、木村は上原投手と対談し、その雑草魂に感銘を受けた。
  「KECで勉強に励み、巣立っていった生徒たちが活躍する姿を見るのが一番嬉しい」。
  木村はたくましい上原投手の勇姿を素直に喜んだ。

 「浪人生活を送った19歳の1年間を忘れないために、背番号19を選んだ」。巨人入団時の記者会見で、そう言った背番号19は今、巨人のエースとして大輪の花を咲かせている。

     
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